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肩こりがひどくて、キーボードを変えてみようと思ったのが最初でした。
気づいたら、左手と右手で別々のキーボードを置いて使うようになっていました。
我ながら、どこへ向かっているのかわかりません。
分割キーボードなら肩こりが楽になるかも、と思って
きっかけは単純で、「キーボードを両手で真ん中に寄せて打つ姿勢が、肩に悪いのでは」と気づいたことでした。
分割キーボードなら左右を肩幅に広げて置けるので、自然な姿勢でタイピングできる。調べるほどそれが正しそうだったので、試してみることにしました。
選んだのは Lily58。自作キーボードのキットです。左右分割で58キー、エルゴノミクスを意識した配列のモデルです。
半田ごてを握って、パーツを組んで、ファームウェアを書いて。久々の電子工作で、組み立て自体は楽しかったです。
楽しかったけど、配列が馴染めなかった
Lily58はカラムスタッガードという配列を採用しています。縦方向に整列した格子状に近い配置で、指の動きが自然になるという設計です。
ただ、これが私にはなかなか馴染めなかった。
普通のキーボードに慣れた指が、思った通りに動かない。「b」や「y」のような中央寄りのキーを、どちらの手で打つか混乱する。矯正期間が思ったより長くて、仕事で使うには少し厳しかった。
それに、もし完全に慣れてしまったら、今度は普通のノートPCのキーボードが逆に打ちにくくなりそうで。外出先でもキーボードが必要な仕事柄、そのリスクも気になっていました。
結局、日常使いするまでには至らず、棚に上がることになりました。
アリス式という選択肢を知った
Lily58で「完全な格子配列は難しい」と学んだあと、もう少し普通のキーボードに近い分割配列を探しました。
そこで知ったのが Aliceレイアウト(アリス式)です。左右に少し角度がついていて、分割っぽい見た目でありながら、ふつうのキーボードの配列に近い。移行コストが低そうでした。
選んだのが Keychron K15 Max。ロープロファイルで、アリス式で、無線対応。中古で比較的リーズナブルに出ていたので即決しました。
これが良かった。タイピングが速くなった実感があったし、長時間打っても肩が楽でした。肩こり対策としては、これで正解だったと思います。
茶軸、うるさいって言われた
K15 Maxは茶軸を選んでいました。カタカタとした打鍵感が好きで、静音リングも付けていたのですが。
ある日、オンライン会議中に「キーボードの音、聞こえてるよ」と言われました。
静音リングを付けても、茶軸のタクタイル感が音を生んでいたようです。赤軸の方が静かとは聞きますが、メカニカルキーボードである以上、劇的な差はない。
結局、より静音な Keychron B1 Pro に乗り換えました。打鍵音よりも、会議中の快適さを取りました。
気づいたら2台並べていた
B1 Proで落ち着いた、と思っていたら。
家族が「日本語配列がいい」というので、日本語配列のB1 Proをもう1台買いました。
私はもともと英語配列を使っていたのですが、ふと「左半分と右半分、レイアウトほぼ一緒じゃないか」と気づいて。
今、左手側に日本語配列のB1 Pro、右手側に英語配列のB1 Proを並べて、お試し中です。
分割キーボードを目指して迂回した結果、普通のキーボード2台を左右に並べて使うという、なんとも言えない着地をしています。
次は、ロープロファイルの分割完成品が気になっている
最近、ロープロファイルで無線対応の分割キーボード完成品が少しずつ出てきています。
Lily58を組んでいた頃は「完成品でこの条件は難しい」と思っていたのに、選択肢が増えてきた。
値段を見るとなかなか高くて、すぐには手が出ない。でも気になる。たぶんそのうち買います。
肩こりを直したくて始まった話が、気づいたらここまで来ていました。沼とはこういうものだと思います。
使ったもの
Lily58:遊舎工房で購入できます(自作キット)